上海城壁古写真


明嘉靖32年(1553年)に倭寇防備の為築かれた上海県城。

辛亥革命後の1914年、北西部の一角(大境閣)を残して完全に撤去、濠も埋め立てられ環状道路となった。

「天円地方」の原則から、基本的に中国の城壁都市は方形であるが、江南から南では円形城壁も多い。上海も円形の城壁を持っていた。

城壁高は2丈4尺(約7.7m)、初期6門を開いた。城濠(護城河)は広さ6丈(約20m)、深さ1丈7尺(約5.5m)。


1880年代撮影の水門(黄浦江へ繋がる)と20世紀初頭撮影の甕城を備えた城門写真。