2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ウィーン市壁

ウィーンの市壁は1858年、フランツ・ヨーゼフ1世皇帝によって撤去された。 2度にわたるオスマントルコの包囲に対抗するため西欧世界指折りの堅固な市壁となっていた。上:ウィーン歴史博物館の模型。 中:古地図。 中2:城壁・城濠撤去中の古写真。1863年。 …

西安市壁

中国・西安の市壁。唐王朝の長安の北壁部分に、規模を大幅に縮小して作られた明代の建築。 府城レベルの城壁がほぼ完全に残っており貴重。2005年3月訪問。

チュニジア・スース市壁

北アフリカ・チュニジアの地中海沿岸に広がる貿易都市・スース。 その城壁はリバトと呼ばれる要塞と一体化している。 2006年GW訪問

チュニジア・ケルアン市壁

北アフリカ・チュニジアにある、メッカ・メディナに次ぐ第3の聖地とされるケルアン。 その市壁。2006年GW訪問。

スペイン・コルドバ市壁

スペイン南部・アンダルシア地方の都市・コルドバの市壁。 コルドバは後ウマイヤ朝の首都として栄えた。 イスラムのモスクをキリスト教教会に転用した世界遺産・メスキータが有名。 2007年1月訪問。

湖南省・鳳凰古城市壁

湖南省に昔のまま残る街、という触れ込みで人気の「鳳凰古城」。 しかし城壁は大部分が復元で、街中は中国人観光客でごった返し、雰囲気は良くなかった。 上の写真は唯一残る城門と甕城。甕城部分の入り口は城門に対して垂直には開いておらず、定石通り。 下…

マカオ市壁

マカオ(澳門)の市壁は、他の中国都市と同じく完全に撤去され、セントポール教会跡の脇にわずかに残るのみである。しかしその建築と撤去の経緯は他と事情が異なる。明の輶慶3年(1569)よりポルトガル人入植者によって築かれたため、一般的中国城壁と形状も建築…

シリア・ダマスカス市壁

現在まで続く世界最古の街とも呼ばれるシリア・ダマスカスの旧市街を囲む市壁。前に建つ銅像は街の、というよりアラブの英雄・サラディンである。2007年GW訪問。

シリア・クラックデシュヴァリエ

シリアの世界遺産、十字軍の要塞であるクラック・デ・シュヴァリエ。※一番上の全景写真はパブリックドメイン。2007年GW訪問。

蘇州市壁

水郷都市・蘇州の市壁。蘇州も完全な城壁が20年代まで残っており、当時の写真も多い。 2007年6月訪問。

四川省・松藩

四川省・松藩の市壁。 九寨溝の宿屋街でタクシーと交渉して立ち寄った。大部分の城壁は再建したもので真新しく風情がなかった。 特に城楼は新築感ありありだが、一部城壁は昔のまま残っていた。 2007年8月訪問。

ケープタウン・キャッスルオブグッドホープ

南アフリカ最南端・ケープタウンのキャッスル・オブ・グッドホープ。 1679年、オランダ築城の稜堡式城郭。 内部にはオランダ東インド会社総督の公邸がある。2008年GW訪問。

パリ市壁

パリの市壁は例のオスマーン知事によるパリ大改造により殆ど完全に撤去されたが、一部残存する。一番下は1630年刊行のパリ市地図。フィリップ・オーギュストの城壁が街を取り囲み、左岸にはその外に稜堡式城壁が造築されているのがわかる。2008年7月訪問。

イタリア・フィレンツェ市壁

イタリア・トスカーナ州のフィレンツェ市壁。 19世紀後半、環状道路建設のため大部分が取り壊されたが一部残存する。フィレンツェは一大観光地だが、市壁を顧みる観光客はおらず、市側もこれを売り込もうとはしていない。他の文化財がうなるほどあるからだろ…

山東省曲阜・魯国古城壁

山東省・曲阜は戦国時代魯国の首都であった。 その版築の城壁が、崩壊寸前ながらも畑の中に一部残っている。2008年12月訪問。

トルコ・イスタンブール大城壁

かの有名なイスタンブール・テオドシウスの三重の大城壁。鉄壁を誇るこの城壁も、1453年ウルバンの大砲を擁するオスマン帝国メフメット2世の大軍に破られた。2004年GW訪問。